人探しを依頼する前に、準備したいもの
探偵への調査依頼は、何の準備もなしに臨むものではありません。
特に“人探し”といった、依頼者自身の持つ情報が重要となる調査においては、事前の準備がとても大切です。
人探しは、出来れば早急に探偵に依頼しましょう。
では、人を探す調査を依頼するには、どんな準備と情報が必要となるのか解説します。
★探したい人のパーソナルデータ
まず探偵には、探したい人の氏名や生年月日、そして住所などの基本情報を伝えましょう。
思い出の人探しなどであれば、昔の住所録やアルバムなどを出してみるのも良いことです。
連絡が途絶える直前までに知り得たどんな情報でも構いませんので、しっかりと事前に用意しておきます。
★失踪理由と捜索理由
そもそもその人はなぜいなくなってしまったのかという理由を考えておきましょう。
家族の家出や、失踪には必ず理由があるはずです。
行方不明者は毎年7万人以上います。警察に届けを出しても、見つからない人もたくさんいます。
その心当たりについて、どんな些細なことでも構いませんので、思い出せるだけ書き出してみましょう。
探偵はそこから重要な情報を取り出し、調査に役立ててくれます。
また、個人的な思い(恩人と会いたい・相続等)といった、その人を探す目的も必ず明確に探偵に伝えられるようにしましょう。
目的が不鮮明かつ、法に触れる可能性がある場合は探偵に断られることもあります。
★いなくなったときの状況の情報
探したい人が家族などであれば、失踪・家出のときに持っていったであろうものや、逆にどんなものを残していったか、という情報も重要です。
例えば、本当に大切な貴重品だけをもって消えたのなら、そのなくなった貴重品について探偵に伝えてください。
身の回りのものほぼ全てを持ち出しているのなら、残したものも伝えましょう。
こういった持ち物について伝えることで、計画的かどうかを予想できます。探偵の捜索に有用でしょう。
★人探しは事前準備が大切
こうした様々な情報を依頼前に用意しておくことで、人探し調査をする探偵側も調査範囲や対象を絞り込むことができ、より効率的な調査を実施することが可能になります。
これを知らないままで探偵事務所を訪れてしまうと、再度準備を整えた上で出直す、なんてことにもなりかねません。
探偵への依頼料や調査費用というのは、基本的にそこまで安価なものではありませんし、時間もかかります。
できるだけその負担を軽くするためには、依頼する側の事前準備も非常に大切なのです。
より効率的に人探しの調査をするには、最低限の費用と時間で行えるようにある程度準備しておきたいものですね。