探偵の人探しとは? 探偵が引き受ける人探しの目的。
探偵の代表的な仕事内容のひとつに、「人探し」があります。
警察や探偵に依頼せず、むやみやたらにインターネットなどで情報提供を求めるのも、問題があることがあります。
警察だけではなく、緊急度の高さに関係なく、幅広い内容の調査をしてくれる探偵に、人探しを依頼する方は多いです。
しかし、そんな探偵でも、できる人探しとできない人探しがあります。
具体的にどのようなものか、見てみましょう。
★探偵が引き受けてくれる人探しの依頼
探偵に依頼できる人探しの目的は、例えば次のような依頼です。
- 書き置きを残して家出した家族を探してほしい
- 昔お世話になった恩師が、今どうしているのか知りたい
- 転校したきり会えなくなった友人を探してほしい
- お金を貸した相手が行方をくらましたので、見つけてほしい
- パートナーの浮気相手に慰謝料請求をしたいので、住所を調べてほしい
など。
警察に行方不明者届を提出する場合は、家族や後見人など届出人の立場が限定されてしまいます。
探偵には、友人や知人など、家族・親族以外の人探しも依頼できますので、
家族以外の人探しをしたいなら、探偵に依頼するのが正解です。
ただし、家族の捜索について、その家族が行方をくらませた状況が、
事件性がある場合や健康・生命に関する緊急性がある場合は、まず警察に相談するのが最適解です。
★探偵が断る人探しの依頼
一方で、探偵が引き受けてはくれない目的の人探し依頼があります。
例えば次のような依頼は、探偵に断られる可能性が高いでしょう。
- 別れた妻と子どもを探してほしい
- 別れた恋人の居場所を知りたい
- 有名人の家を知りたい
- 片想いの相手にプレゼントを贈りたいから、住所を調べほしい
- いつも電車で会うあの人が、どこの誰なのか知りたい
- SNS上の知人の勤務先を突き止めたい
など。
このような依頼は、DVや虐待の加害者からの依頼である可能性が考えられるので、探偵は引き受けてくれません。
また、依頼者本人には自覚がなかったとしても、
ストーカー事件に発展する恐れも考えられますので、探偵から断られる可能性が高いです。
★探偵は依頼者を見極める
もちろん、依頼者にそのような悪意がない場合もありますが、探偵側はかなり慎重に見極めを行います。
探偵は「犯罪行為を助長するような調査は行ってはならない」と、法律でも決まっているのです。
探偵といっても、どんな人探しでもできるという訳ではありません。
探偵に人探しを依頼したいと考えている方は、自分の依頼したい内容に問題がないか、整理してみましょう。