探偵トリビアの館~探偵豆知識~

探偵について調べていると、本当なのかウソなのかよく分からない情報がたくさんインターネット上にありますよね。 ここは「探偵のリアルな情報が知りたい!」という方に向けた、情報発信ブログです。 本当に役に立つ本物の探偵知識を紹介します。

探偵はどこまで調べられるのか? 探偵の調査手段と、できないこと。


浮気調査や人探しなど、様々な調査をしてくれる探偵。


ですが、浮気調査や人探しと一口に言っても
どんな事をどこまで調べてほしいかは、依頼者によって細かく異なりますよね。

 

探偵は、多種多様な依頼に柔軟に対応してくれます

場合によっては、依頼者の希望に沿えないこともあります。

 

というのも、探偵にも調査していい事と、してはいけない事があるのです。


★探偵が行える調査方法とは

探偵が業務上認められている調査方法は
「面接による聞込み、尾行、張込み、その他これらに類する方法」とされています。

これは、通称「探偵業法」という、探偵の仕事に関するルールを定めた法律で決められています。
このルールから逸脱した調査手段を取ることはできません。

たとえば、警察のように令状を取って対象者の家の中を調べたり
弁護士のように特殊な照会制度を使って対象者の個人情報を調べたりする、というようなことはできません。

 参考:探偵の業務で、法律違反になることとは?

 

あくまで、聞き込み・尾行・張り込みなどの、地道な手段で情報を集めます。


★探偵が行なってはいけないNG調査

では、探偵が行なってはいけない調査方法や行為はどんなものなのか
NGとなるものを具体的に見てみましょう。

  • 対象者の自宅の中を調べる
  • 対象者の持ち物にGPSや盗聴器を取り付ける
  • 身分を偽って住民票などの写しを取る
  • 車のナンバーや電話番号から個人を特定する
  • 対象者の預金残高や借金の額を調べる
  • 対象者の出身地や前科を調べる
  • ストーカーや犯罪目的の依頼を受ける

  など

また、適正な目的で、法律に違反しない内容であっても、対象者を怯えさせる調査はいけません
よほどのことでない限りは、探偵業者が処分を受けます。

  参考:探偵の尾行は〝つきまとい〟行為か 処分取り消しへ(産経ニュース)

 

先にお話しした通り、探偵は調査のためとはいえ、対象者の家などに上がり込むことはできません。

また、浮気調査などでGPSを使った追跡を行う探偵もいるようですが
この場合、対象者の車や持ち物にGPSを仕掛ける事ができるのは、対象者の配偶者や家族などの立場にいる人だけ。

たとえ依頼者に頼まれたのだとしても、あくまで他人である探偵が
対象者の車や持ち物に何かを仕込むことは許されません。

 

★デキる探偵は頼りがいがある

案外できないことが多いじゃないか、と思った方もいるかも知れませんね。
ですが、本当に優秀な探偵は、法律の範囲内でしっかりと力を発揮し、十分な調査を行うことができます。

みなさんも探偵が必要になった時は、そのような優秀な探偵に依頼してくださいね。